天使と悪魔
悪魔とは、邪心や煩悩などの人間の負の意識の具現化とされており、神への信仰心を試す存在として表されています。
天使が神の使いとして伝え導くものであるのに対して、悪魔はその信仰心を試す邪悪な存在という関係になるのです。
しかし悪魔というと人をそそのかし神に対して仇なすものというイメージが強いのですが、天使同様に、悪魔についても宗教によってその解釈は異なります。
ユダヤ教では、一神教のために他宗教の神すべてを悪魔と定義しています。
神そのものも他宗教であれば悪魔だと判断するわけですね。
しかし、キリスト教では悪魔と堕天使がイコールとされています。
神の意思に背いて天界を追放された堕天使が悪魔とされているのです。
つまり悪魔そのものも神の創造によるものだとされているわけですね。
天使は神の使いであり、天地創造の際の重要なアシスタントでありましたが、ただ神を崇めるだけでなく、その意思を自由に持って神に仕える存在としても創造されました。
しかし、その自由な意志でもって神の意思に背いた天使も多く堕天使となってしまったのです。
そして、世界を創造した万能の神がなぜ、疫病や災害、人が過ちを犯すように作ってしまったのか不思議になりますが、これらが悪魔の仕業であるとされているのです。
神によって創造された天使が神に背いて堕天使となり、神の創造した世界に疫病や災害などを持ち込んでいる、という構図です。
神にただ追随するのではなく意思を持って活動する天使を創造したことから、堕天使つまり悪魔の創造につながったとされているのです。